
日本でも人気のブラピことブラッド・ピットですが、そのブラピ作品の中で実は超メジャーではないけどすごく面白い作品が2つあるので、紹介していきますね。
作品名は
『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』
『ベンジャミン・バトン数奇な人生』
この2つの作品を一つずつ紹介していきます。
ブラピを特に好きではない方でも、見終わったあと
ブラピを好きになってしまうかも⁉︎
という、大変良い作品ですので、お時間に余裕があればちょっと読んでいって下さい。
結末はハッピーエンドとは言えない、ちょっと切なさを残した終わり方ですが、
それがまた胸を熱くさせ、なんとも言えない余韻と共に、深く心に残る名作となっています。
作品その1『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』
1995年にアメリカで公開された作品です。
ブラッド・ピットの他のキャストでは『ハンニバル』でも知られている名優のアンソニー・ホプキンスも父親役で出演しています。
ストーリー
元騎兵隊の父親は戦争の記憶から逃れるように、モンタナの牧場で家族と暮らしていた。
3人の兄弟の中で自由奔放な次男のトリスタンのことを1番目にかけていた。
やがて兄弟は成長し、ハーバード大に通っていた末っ子のサミュエルが婚約者であるスザンナを連れて帰郷した。
しかし第一次世界大戦が始まり3人の兄弟は戦地へと向かう事となる。
しかしその戦地で待っていたのは…
続きが気になってしまいますね〜
しかし、これ以上は実際に見ていただきたいので、とりあえずはここまでにしておきます。
評価
ストーリーで全てを伝える事ができないため、内容の評価についてはどの点までを述べていいかの判断が難しいところですが、一言で言うならば
「とにかく内容が濃い!」
という点がこの作品を言い表すには適しているかと思います。
中でも父親役であるアンソニー・ホプキンスの演技は、やはり流石の存在感や迫力を出しています。
作中そこまで登場回数は多くないのですが、厳しくも息子達の事を想う父親としての愛情を強く感じさせる役所となっていました。
男3人兄弟のポジションは、真面目で賢明な長男、自由奔放で好きに生きる次男、そして兄達から寵愛を受けるどこか頼りない末っ子といった、
よくある設定とも言えますが、非常に分かりやすい絶妙な構図となっています。
作品の見所
この作品を語る上で、重要な見所と言える部分があります。
それは複雑な人間関係がもらたす様々な形の愛情です。
家族愛に始まり、想いを寄せる相手に対しての愛情、想いを寄せてはいるが決して実ることのない愛情、
その全てが複雑な人間関係と共に絡み合っていく様は大変見応えのある構成になっています。
総評
まだ見てない方には実際に見て色々感じていただきたい作品なので、あまり詳しい内容には触れたくはないのですが、
ほんの少しだけ物語の核心に触れた部分を、オブラートに包んでお伝えしたいと思います。
幸せを得ては失い、失っては得ての繰り返しにより、
家族としての形が変わっていく流れを実にうまく表現している作品です。
終盤になるにつれてストーリーは何段階もの展開を見せ、目が離せなくなるのは間違いないです。
20年以上前に見た作品ですが、今でも心に強く残っているほど。とても素晴らしい作品だと思っています。
少しでも興味を持っていただけたら是非見ていただきたいと思います。
作品その2 『ベンジャミン・バトン数奇な人生』
2008年にアメリカで公開された映画です。
こちらの作品はそこそこ知名度があると思いますので、知っている方も多いかもしれません。
主演はブラッド・ピット、そしてアカデミー主演、助演共に受賞しているケイト・ブランシェットも出演しています。
作品としてもアカデミー美術、視覚効果、メイクアップ賞などを受賞し、非常に評価の高い作品です。
ストーリー
80歳の身体で生まれたある男の人生を描いた作品である。
病院のベッドで孫に自分の日記を読み聞かせてもらう老女デイジー。
その日記にはベンジャミン・バトンという男の数奇な人生がつづられていた。
第一次大戦の終結した夜、ある老人施設の前に赤ん坊が置き去りにされる。
施設を運営する夫婦は老人のような風貌の赤ん坊を神の子として育てることに。
ベンジャミンと名付けられた赤ん坊は成長と共に若返り、杖を持って歩けるほどになった。
ある時施設の入居者の孫であるデイジーと出会う。
デイジーに心を寄せていくベンジャミンだが、老人の身体である自分とデイジーは遊ぶことさえ許されない。
時は過ぎベンジャミンは17歳となり、更に若返った身体には元気が満ち溢れ、外の世界を知るために彼はしを出ることになった。
という少し変わった流れの物語となっています。
その後のベンジャミンがどうなったかが気になった方は、実際に作品を見ていただき、「ベンジャミン・バトン数奇な人生」を心に焼き付けて下さい。
作品の見所
この作品では先述したアカデミー受賞項目の通り、映像技術がとてもうまく取り入れられ、
80歳の老人が若返っていく様が実にリアルに表現できており、ハリウッドの映像技術の高さがよく分かります。
そして、若返っていく主人公と、歳をとっていく回りの人々との時間のズレがとても印象的な構成となり、
その時間軸の違いが主人公を演じるブラピとケイト・ブランシェットの絶妙な距離感を生み出しています。
総評
主人公の存在感が際立っており、脇役はあくまでも脇役に留まっている作品です。
とはいえ、脇役の存在感が全く無いという訳ではなく、そもそもが登場人物のあまり多くないシンプルな人間関係を描いています。
そのシンプルさが独特な時間軸の流れを持つストーリーを邪魔することなく、最後まですんなりと見ることができます。
見終わった後には、
と余韻に浸りつつ、エンドロールが流れているのをみながら、不思議と結末に納得させられる事になると思います。

基本的にエンドロールも含めて全部見る方ですが、エンドロール前に映画をストップするのは損しますよ〜
エンドロール後にたまにある重要な数秒の映像を、見ると見ないとでは作品の結末の捉え方が変わってきますので、時間に余裕のある方は是非最後の最後まで見て下さい。
まとめ
冒頭でも述べましたが、今回紹介した2つの作品は決してハッピーエンドとは言えない結末となっています。
しかし最後まで見ていただければ、終わらせ方としては正解だと分かっていただけるはずです。
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また、ブラピ作品の中でもこの2つの作品はシリアスな部類のものですが、「ブラッド・ピット」という俳優の良さが存分に出ていると言えます。
コミカルな役や、派手なアクションの作品では、どうしても人気俳優であるブラピ感を押し出した感じになるのは仕方ありませんが、
シリアスな役柄を演じる時こそ、とても「良い顔」をする「名優」になっていると私個人としては思っています。
今回紹介した2つの作品では、そんなブラピの良さが十二分に感じられるものですので、
是非見ていただきたいと思っております。
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